何かをさせようとすると行動問題を起こす成人さんに対して

2018年11月1日

何かをさせられようとすると、周囲の困る行動をする成人の方に対する関わり方

自閉症スペクトラムの人の場合

kingstone

成人行動問題ABC分析

 

特別支援教育の中で

・自分の要求を「適切」に表現する手立てを教えてもらえていない。

・自分の拒否を「適切」に表現する手立てを教えてもえていない。

・「自分の意図と違う」と書いたが、そもそも「何が起こるのか」「何を提案されているのか」を「わかる」ように説明されていない。(不信感が育っている)

これからできること

・「これから起こること」「周囲からご本人に提案したいこと」を見てわかる手立てで説明する。(周囲の人の意図が全然伝わっていない可能性が大きい。なので「意図」が一致していても「周囲が困る行動」をすることもある)

・できれば初期は「言葉がけ」をいっさいやめてみて、何がご本人に伝わるかを、周囲の人が実感することも大事。

・また「次に起こること」から始めて、本人のためのスケジュール(時間の流れ)がわかるようにする。(注。ご本人にとって、「やりたいこと」がいつできるかがわかることが大切。決して「周囲のやらせたいこと」だけ(視覚の檻)にしない)

・「次にすること」をはじめ、何かをご本人に「選択」して頂くことも大事。

・カレンダーがわかっていないなら(わかっているようだ、も含む。今までのカレンダーを確実に理解して使いこなせていないなら全て)一方向に日が流れていくカレンダー(おめめどうの「巻物カレンダー」)を利用して、ご本人にとって嬉しいイベントだけを入れることから始める。

・もし言葉がけをするなら、できれば「短くほめる」だけ。(今までは言葉がけ(音声言語)は、自分にとって嫌なことという体験が積み重なっている可能性がある。それをご本人にとって「いいもの」に変えていく)

・もし言葉がけをするなら、できるだけ「短い単語」「小さく、落ち着いた声」ですること。(繰り返さない)

・作業はご本人に「わかる、できる」もので「少量」から始める。(作業をひとりで(指示なしで)完成できる達成感を味わって頂く)

※ 成人の方にはもう周囲が教育する、指導するなどの意識は捨てる。お互いに伝え合いたいのだ、日々の暮らしの中で必要なことをしたいのだ、その感覚を大事にして頂きたい。

 

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行動問題を起こす成人さんに対して