何かをさせられようとすると、周囲の困る行動をするお子さんに対する関わり方

2018年11月15日

何かをさせられようとすると、周囲の困る行動をするお子さんに対する関わり方

自閉症スペクトラムの人の場合

じんぶな〜 kingstone

行動問題ABC分析

 

・「これから起こること」「周囲からご本人に提案したいこと」を見てわかる手立てで説明する。(周囲の人の意図が全然伝わっていない可能性が大きい。なので「意図」が一致していても(例えば、周囲の人が「お菓子がここにあるよ」と伝えたくて音声を出し、本人は「お菓子が食べたいなあ」と思っていたとしても)「周囲が困る行動」をすることもある)

・できれば初期は「言葉がけ」をいっさいやめてみて、何がご本人に伝わるかを、周囲の人が実感することも大事。

・また「次に起こること」から始めて、本人のためのスケジュール(時間の流れ)がわかるようにする。(注。ご本人にとって、「やりたいこと」がいつできるかがわかることが大切。決して「周囲のやらせたいこと」だけ(視覚の檻)にしない)

・「次にすること」をはじめ、何かをご本人に「選択」して頂くことも大事。本人の意見を聞く(音声にかぎらず、「おめめどうの「えらぶメモ」などを使って。なお、場合によっては「選べない」「選ぶのがめんどくさい」こともあるので注意」

・カレンダーがわかっていないなら(わかっているようだ、も含む。今までのカレンダーを確実に理解して使いこなせていないなら全て)一方向に日が流れていくカレンダー(おめめどうの「巻物カレンダー」)を利用して、ご本人にとって嬉しいイベントだけを入れることから始める。

・もし言葉がけをするなら、できれば「短くほめる」だけ。(今までは言葉がけ(音声言語)は、自分にとって嫌なことという体験が積み重なっている可能性がある。それをご本人にとって「いいもの」に変えていく)

・もし言葉がけをするなら、できるだけ「短い単語」「小さく、落ち着いた声」ですること。(繰り返さない)

・作業はご本人に「わかる、できる」もので「少量」から始める。(作業をひとりで(指示なしで)完成できる達成感を味わって頂く)

・「いやです」を周囲に適切に伝えられる方法が使え、それが実現できるようにする。

 (「手のひらを相手に向けて振る」「『いやです』と適切な音量で言える」「『いやです』カードを相手に示す」など)

・「他に(本人が)したいこと」を周囲から提示してみる。それを本人が選べば、実現できるようにする。

・「他に(本人が)したいこと」を周囲に要求できる手立てを作り、それが実現できるようにする。

・周囲が「見てわかるもの」を使って、本人と交渉するくせをつける。

下からPDFがダウンロードできます。

行動問題を起こすお子さんに対して